つつむこころ かなでるあい
- Ari Nakamura

- Mar 14, 2006
- 9 min read
Updated: Oct 3
One kind of Love

One kind of Love
目次
すぷりんぐ はず かむ

そらの ぶるー が ぐりーんに よって
くすんだはっぱ が ぶるーに よって。。。
ふふんって りんかく すかーれっど。。。
ほらね、はるかぜ。。。
はるいちばんの まえの。。。
あのかぜ。。。
ひゅーー~~
まつ? それとも。。。。

まつ?
それとも。。。。
ぶろっさむ。。。。
おいかける?
じっとまつ?
さがす?
さがすげんき。。。いまないの?
じゃぁ。。。。。
みみだけすまして。。。
まってみよう。。。
ちいさく
るりりーんって きこえるまで。。。
はるのおと みみすまそ。。。。
かわいい ぶろっさむ。。。。
きみの花だよ。。。
かならず
みがなるんだよ。。。。
真綿月夜

さんそうの くものあいだの おつきさま
ぽかりきさらぎ まんぞくがおよ
おぱーるに まわりがぼぉっと かがやけり
ゆくくもも てまえのあいの つつみぐも つきのこころの ぎゃこうなでる
さむぞらに おおきなまんげつ まわたのたまよ
ふるえてる となりのほしの きらめきを だきとめてまだ あまりある。。。。。
あたしも。。。
。。。。。。だっこ。。。。。。
♪ぴゅあ はっぴぃ

はじく音
はじきかえされる音
音はふっと遠のいて。。。
寂しくなる前に
戻ってくる。。。
こころのいい弦だけを
つまびくような
きよらかな響き。。。
つづくここちよいあまだれ
間
やさしさ
アラビックほんの一滴。。
ぴゅあ はっぴぃ
空気も
あたしも
音にうたれて
うれしくふるえる。。。。。。。
耳澄ますあのこ
ぴかり
目がひかった。。。。。
こころの輪郭

りんかくはいつもあいまい
あいまいなりんかくを
ばりんとわった たまごのかけらでかこむ
かたいからは
きようなのか
ぶきようなのか
わからないけれど
きんべんに
やさしく
このこをかこんでいる
このじじつを
だいじにしたいんだ
みずうみ

おくちむすんで。。
むずかしいんだ。。
こころがぴくぴくはみだしそうで。。
おててむすんで。。
むずかしいんだ。。
こころがしゅわっととけちゃいそうで。。
だれかがたすけてくれなくちゃ。。
そおっとたすけてくれなくちゃ。。
あおいみずうみになるまで。。
しろいボートがうかぶまで。。。
(ねぇ、ひらおよぎおしえてくれる?)
きんいろみるく

きらぼしは だれかのしこんだ ゆきしずく
ほのおのように ゆれはぜる。。
つきしずく ゆめのしこみに こぼれおち
きんいろみるく きみのあじ。。
しずけきよ みちるひかりに てらされて
あたしのこころ みちみちる。。。。
郷愁

音も立てずにきえる泡。。。
わからないくらいゆっくり絞られてく光。。。
頑固な石になっていたはずの想いが。。。
ほそいほそいの滝のように。。。
しらず心に降り注いでいた。。。
そのままそのまま。。。
。。。 。。 。受け止めた。。。
たいせつの仕方

二進法のギザギサのプレート
それってちょっとやらかくって
かなり、かたいの。。
たいせつな人とのギザギザ合わせたいんだ
ぴったりじゃなくていいの
ここらへんは。。かたくして
ここらへんは。。。少しはなしてやわらかいとこ使おう
えっと。。
うんと。。。。
けんかしたら。。これじゃこまるから。。
こうして。。
あっだめ、さいごがあわない。。
えっ、ロマンチックな恋は十二進法???
たいせつにすること慣れてないの。。。。
でも少しづつ。。進化する。。
そのつもりなの。。。
待っててね。。。。
ぼくのキャラ

かのどろっぷ ぽろりぽろぽろ まつげぬれ がららんぐるり ちをはうこころ
うおさおと まちがいさがし その邪視を ふぁてぃまのその手 はねてとおのく
むねつまる きみのぽろぽろ 。。。。。。
あきらめた ふざけたぼくの とがったみみ まじめなきみの かなしみいたい
まもりたい わすれないでね ふぁてぃまの指輪きみの右手に ぼくのキャラ
君のシッパイなんて。。。
もう、わすれよう
そしてなにかあったなら。。。
僕のせいにしてください
僕のしたことだったなら
せめる気力うせるでしょう。。。
話がながくなるの。。。
いやでしょう
だから。。。
僕のせいにしてください
みんながせめる気なくなるような
とりとめのない
ぼくのキャラ
まもりたい わすれないでね ふぁてぃまの指輪きみの右手に ぼくのキャラ
こんなことで君を守ろうなんて
バカみたいだね。。
でも知って
今、知って
はねかえしてやりたいんだ
君をせめる やつらと
君をせめるきみ。。。
わん かいんど おぶ らぶ

いてつくこころ
とけたもう
はるのにおいがしてるから
どろとかびとようりょくそ
ゆるゆるとただよう このにおい
いてつくこころ
とけたもう
たれがだいててくれずとも
いてつくこころ
ここにとけよう
バカンス

髪の毛をクルクルってシニョンにして デッキチェアにころがって。。。
生成りのクッション フリンジ付のパラソル 波の音 鳥の声
小さなスケッチブック ステッドラーの色筆ペンが7色 Bのユニ鉛筆
文庫本2冊 最新版のミニコンサイス
絵を描いたり 詩を訳したり。。。 鼻歌うたったりうとうと本読んだり。。。
そんなことしながら テーブル越しのあなたを見るの
一日遅れの日経新聞 ジャカルタポストの英語版
流行作家のペーパーバック ペン付の日記帳。。。
おひさまを楽しみながら やっぱりあなたは ルーティンワーク。。。
あたしは、そっと近づいて サングラスのままキスをする。。。。
バカンスだから 邪魔してもいいの
あなたも
わたしも。。。。。
手絞りのオレンジエード
少しぬるく。。。。
。。。。。。。。。。おひさま風味。。。。。
ふりこ

とおいあさおもい
なみだぐみ
ちかいあさかんじ
わらいはぜる
なみだとわらいのふりこ。。。
とうめいなしずくでしっとりつつみ
ぐらんまくろっくにしまって
こっそりみみをすました。。。
へそまき

ぐちゃぐちゃのまざりけいと
すこしづつ ほどこう
ひっついたほこり とりながら
すこしづつ ほどこう
うた うたいながら ほどこう
すこしづつ ほどいたら
へそまきに まくの
おかあさんゆびにひっかけて
おやゆびと こゆび。。。
じゅんばんに まきつけよう
ふかふかの はあとがたに なるよ~ ~ ~
あのおとは。。。

耳をすませば。。
きこえるよ。。。
涙の粒のささやきが。。。
哀しみも喜びも痛みも苦しみも。。。
みんな透明なつぶになって。。。
おそらでなかよししているよ。。。
るららりーーん♪ 。。。ほらね・・・・
ごご1じ

玄関の扉をあけると。。。
そこにはすばらしい青空があった
秋らしいちぎれくもがあった
。 。 。
。 。 。
だのに私は お月さまをさがしていた。。。。。
もういるはずないのに。。。。。
なぜか なぜか。。。。。
あおい たかい そらに きみを さがしていたんだ。。。。。
。 。 。
ピュアな音

なにもかも
きえうせて
いとしさだけ
あたしのなか
くるくるまわるかぜのおと
てんしのらっぱ
みみなりじゃないよ
きこえるの
きこえるんだ。。。。。
あたしをリセットできる あのおとが。。。。。。
ぁぁ。。。。ピュアな ピュアな あのおとが
じょにぃざあぷる

リンゴつくりのジョニーの話知ってる?
リッチーと空港のバーで出あってね 彼はJALのパイロットなのに
なぜか私と同じヒコーキに。。制服のままでのってたの
電車まで時間があったからビールのんでた
私はギャラリーに緊急連絡が入り頭の中がまっしろだった
落ち着くためにビール飲んだけどだめだったの
タバコすってもいい? わたしとてもナーバスなの。。。
彼はかるくほほえんでゆっくりビールをのみほした。。。
私もゆっくりとタバコを吸いおわると リッチーにナーバスな訳語ったの
リッチーも同じ理由でここにいた
私の行こうとする町で同じスチュエーション、すごい偶然
私たちはじめてあったのに まるでしばらく会わなかった兄妹みたいに
車中の2時間隣に座ってしゃべりまくった。。
ベトナム戦争のパイロットだったこと
キャビンアテンダントの彼女にふられて、バリのフォーシーズンスで
ハネムーンの彼女にばったりあったこと、カリフォルニアのママのこと
ブッティストのこと。お通夜の不可解なパーティのこと、エキシビジョンのこと
タイ人のフィアンセのこと、シンガポールエアラインの制服のこと。。。
ふと、そとをみると。。。。。窓いっぱいのももいろのくも。。。。。
じょにぃざあぷる。。。。 私がつぶやくと
リッチーは、おお。。うん、もちろん。。。。。。
今年も天国のジョニーのリンゴ園は満開の花をつけている
君の大事な人も僕の大事な人もそこにいる。。。。。。
うん。。。。もちろん
ちいさな町の小さな駅で二人はおりた
お互いの出迎えの人たちが。。私たちの出会いをおどろいた
そしてそのひとりひとりと心をこめて抱き合って
私たちは別れたの
天使の席

あたたかなゆうはん
ひさびさにそろうファミリー
それぞれに悩みをかかえながも
どようのディナーにつどう
ママの味につどう
フルセットのカラトリーがおかれた空席
天使の席
旅人がきゅうに来てもいいように
よういされたあなたの席
こよいのあたたかいママの味
ムースは私が作ったの
あなたもどうぞ・・・
にっこりね

くものなか あめのなか あなたがみえない
ほしもなし つきもなし あなたがみえない
あすふぁると きらきらぴかぴか はねかえり ほらきこえるよ
かわいいひめいが
もやのなか きりのなか あなたにとどかず
あさもなし ひるもなし あなたにとどかず
あすふぁると きらきらじゃぶじゃぶ はねあげて ほらとどいてる
きみのなきべそ
あめのなか きこえるよ
ほしなしでも みえてるよ
きりのなか かんじるよ
にっこりね。。。。。
いつもきみをしっている
どんなひも
どんなじかんも。。。。。
うちゅうでは いつもいつも かがやいてるの みんなみんな。。。。
ね、にっこりね。。。。。
All is one kind

すべては ある。。ひとつ。。
或る、一種類。。。 で。。。
やっぱり。。。すべて
愛も
恋も
あたたかさも せつなさも
わがままも おもいやりも。。。。
だから
たのしんで。。。 たびをする。。。
くりかえしたって いいの。。。
らぶいず おーる
らぶいず にゅー
わん かいんど おぶ らぶぅ。。。
ざっつ おーる♪
Snow cloud dream

I had dream of that get on board a snow cloud
It has special sentimental smell, likes after flying the snow insect
Faintly Sunshine, it comes in from cloud’s veil
Beautiful snow crystal on my black corduroy
Slowly, slowly, it thaws
And change a pretty drop….
First of my crystal in my heart has thawed out.
And it reminds of you everything….
When the second of my crystal has thawed out
It reminds I think of you every times….
When the third of my crystal has thawed out
It reminds I want to tell you
And I think should I tell you that
When I wake up from this dream,
I’ll tell you,
“Sure, you are into my heart.”
あとがき
「つつむこころ かなでるあい」というテーマで今まで書いたものの中から編集しました。
小さいですが私の作品や写真とともにあなたの癒しやくつろぎになりますように。

ナカムラアリ
(版画家・詩人・造形作家)
「つつむこころ かなでるあい」
発行日 2006年3月14日
発行所 sakura studio
