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ひとりぼっちの女の子
小さな緑のお家に、ひとりぼっちの女の子がいました。女の子は猫も犬もかっていませんでした。女の子にはお母さんもお父さんもいませんでした。女の子には兄弟も友達もいませんでした。女の子には言葉を教えてくれる人もいませんでした。歌を教えてくれる人もいません。でも女の子は待っていました。いつかきっと、こうしてじっとしていると、誰か何かがやってくることを。 女の子は小さなあくびをしながら目をつぶりました。すると窓から北風がやってきました。北風は小さなお家の中を、ヒューと一回りしてから、女の子の手の上に乗りました。北風は女の子の手をそっと冷やしました。女の子ははっと目を開けました。手の中にくるくる回る冷たいものを感じたのです。女の子は言葉を知らなかったけれど、心の中でこうたずねました。 「あなたなの?私の待っていたのは?」 そうしているうちに、北風はどこかへいってしまいました。でも女の子の心は、少しうれしくなりました。 次にハエが一匹飛んできました。女の子はびっくりして立ち上がりましたが、ハエのブンブンいう音がとても素敵に感じて、ひとりブンブン言っていま


中村亜理 ひとり展
Asian Mater 会期 1993年6月27日(日)〜1993年7月4日(日) 時間 10:30-19:00 会場 画廊タキヤマ


南の島のサンタのうわさ
南の島のお姫さま 高い夜空に星ひとつ、ふたつ お母さまに聞いたサンタの話 遠い国の夢のこと 白い雪ってどんなだろう 青い目のおじさんってどんなだろう すてきな贈り物はこんでくれる 貝殻合わせた小さな鈴や ココヤシで編んだ日よけ帽 南の島のお姫さま ヤシの林の夜露がひとしずく お父さまに聞いたサンタの話 寒いおとぎの国のこと 見知らぬ立派なトナカイが 星のあいだをぬってゆく すてきな贈り物はこんでくれる 干しナツメのドロップや 銀のまだらのコガネムシ


吉川亜理 ひとり展3
Various Mater 会期 1988年7月10日(日)~7月16日(土) 時間 11:00~18:00 会場 ギャラリーたぴお 25才の悩み 年相応への憧れと 常識への虚脱感 世間体への反抗と 反抗しきれないもどかしさ どうしようもない年 華美なものが大好きで 同時に貧しさも大好きで 女も男も大好きで 同時に大人も子供も大嫌い そんな事を考えながら 自分は自分でしかありえない Magna Mater Mirror
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